学校によっては、同窓会名簿の発行を取りやめてしまうところも出ているようです。
確かに同窓会名簿が業者に流出して、その学校の卒業生に営業の電話が掛かってきたというのは、私の母校でも以前あったようで、ある程度、こういった個人情報の取り扱いには注意した方が良いのは異論がないところなのですが、いろいろなところで個人情報流出を恐れて、各種名簿を作らなくなってきたら、これまた面倒なことになりそうです。 いままでは、それでも同窓会名簿などの形で、適度に個人情報が流れていた面もあるのですが、そんなことでその流れが無くなってしまうと、逆に自分自身で個人情報のコントロールをしなくてはいけなくなってしまいます。
こまめに同級生と連絡を取り合っていればよいのでしょうが、一度そういったつきあいを一切しない時期があると、その後そういったつきあいを復活させる手だてが全くなくなってしまうかも。
そう考えると、年に一度の年賀状くらいこまめに出したり、そうでなくても、メールアドレスを知っている友人があるのならば、たまにはメールを送ってみて、そのメールアドレスが生きているか確認する必要もありそうです。
自分の個人情報は保護されるのと引き替えに、そういったいままではあまり意識し無くても良かった、気配りが必要になってくるかもしれない。
私の場合は、それでも卒業した学校の地元にいるので、そこまで考える必要はないのですが、地元を離れ違う土地に住居を構えてしまうと、そういったことをしていかないと完全に縁が切れてしまうこともあり得そうです。
自分自身でうまく自分の個人情報を扱う、これってなかなか大変なことかもしれませんね。
そんなつきあいは、一切絶つ、というのならば別ですが。